夏の終わりの東京→京都制覇の旅 ~3速目~

夏の終わりの東京→京都制覇の旅 ~3速目~

2019年、原付で東京から京都を目指す旅、本日はその3日目である。1日目を東京都八王子からスタートし静岡県静岡市まで、2日目を愛知県岡崎市まで進み全行程の2/3程度を進んだ。

天気は2日目と同様にご機嫌である。雲は若干多くなっていたが日差しは変わらず強めに照り付けている。本日中に京都までたどり着きたい俺は、飯も食わずに朝の8時に出発した。

岡崎公園と岡崎城跡

本日はここ岡崎公園からのスタート。ここから名古屋方面へ1号線を進み続ける。交通量の多さに気圧されつつ安城市→知立市→豊明市と走る。この辺はやはり取り立てて面白い道ではないので割愛。なんだろうね。よくある道というか景色があんまり変わらないのよね。

ほどなくして名古屋市。1号線の上に名古屋高速が通りそのまま北上。名古屋辺りで何か食べようと思っていた。思っていたのだが今日の走行距離が見えない上、そこまで行くとかなり時間をロスしてしまうので残念だが29号を左折。悲しいね。だげど振り返らずにあたしは進むの。

ここから西へ西へ。しばらくは繁華街というか市街地って感じの街並みが続いた。その後は畑が広がり始めた。この辺りで麻雀ならクアドラプル役満は間違いないような地名を発見。

北一色(ぺーイーソー)

間違いなくチョンボである。他の卓からパクってきたに違いないだろう。そしてこの写真を撮っているときに一本の電話が。

「パーカーお忘れではありませんか?」

今朝のホテルからの電話だった。パーカー...そういえばハンガーに掛けたままだった気がする。約50kmを引き返して取りに行く。

そんなわけもなく「お手数おかけいたしますが処分してください」と伝え電話を終えた。忘れ物には気をつけようね。こういう旅だとマジで「取りに行くの無理...」ってなるよ。

そしていよいよ木曽三川が見えてきた。本来であればより海側に近い23号線か1号線を走るべきなのだが、交通量多そうなのでそっちは避けた。代わりに125号線の立田大橋から攻めていく。

立田大橋からの景色 広え

こっちも多少渋滞してた。木曽川→長良川→損斐川と越えるのだが、長良川から損斐川の間の約300mだけ岐阜に入る。少し得した感じだ。岐阜には飛騨高山だったり白川郷だったり行きたいところが多いがそれはまた次の機会に。

一瞬で終わった岐阜県

木曽三川を越えて三重県に突入した。さすがに腹が減ったのでコンビニで飯。おにぎりとフライドチキン。三重県まで来ておにぎりフライドチキン

そしてここからいなべ市を目指す。26号線に入るのだがそこから鳥居が見えた。こいつは圧巻である。くぐった瞬間に神を感じた。

多度大社大鳥居 かなりでかい

この辺りから交通量もかなり少なくなり走りやすくなった。また信号も少ないのでグイグイ進む。いなべ市にサクッとたどり着いた。

5号線を進みいなべ市を北西へ。ここでガソリンを追加。周りを見渡せば山に囲まれている。なんというか雄大だ。己のちっぽけさを感じない程度に。

いなべ市

ここから鈴鹿山脈を越えて滋賀にダイブするのだが、琵琶湖周りをゆったり走りたいと思い彦根を目指すことにした。306号線に乗り山越えに向かう。

ここからは更に信号がなくなり走りやすくなった。頭の悪い表現をするならアクセルずっとブーンである。

山道はやはり楽しい。いなべ→彦根間の道はこの旅の中でも走っていて一番楽しかった。天気も良し、道も良し、ほかに必要なものがあるか?それを楽しむ姿勢だ。以上だ。

山を下り終わり時間は13時過ぎくらいだったか。滋賀県甲良町→彦根市では田園地帯を走った。天気は変わらず最高である。山道だと自然とスピードが上がってしまうが、この辺りでは自然とスピードが落ちる。ゆっくり走りたいと思わせる力が視神経にグサグサ来る。法定速度を必要以上に守りながら琵琶湖を目指した。

そして宇曽川に沿って琵琶湖にたどり着いた。俺は琵琶湖を始めて目にする訳であるが、感想としては「わあー」といった感じだ。なんていうかおっきくてでかいんです。あと存外綺麗。

ちっちゃいが多景島(たぶん)が見える

ここから琵琶湖沿いを京都に向かって南下していく。思いのほか道が狭く、思いのほか交通量があった。ちょいちょいトラックや車を先に行かせたりしている為かあまり速度は出ない。

そして琵琶湖、、、でかい。あまり休憩せずに走っていったが琵琶湖は中々終わりが見えない。道としてはもちろん楽しいのだが、太陽に向かって走るような状態なので消耗も著しかった。そして疲れのピークが来る。

疲労ってやつは本当に突然来やがる。「道の駅 草津グリーンプラザからすま」にて休憩。時間も遅くなってきたせいか店があまり開いていない。アイスを購入し貪って回復に努める。しかしながら3日間運転し続けた疲労が全身に襲い掛かる。眠気はそんなになかったが今すぐ寝転がりたい気分で、ベンチに座った状態からしばらく立てなくなった。肩と腰が特に重い。目は充血しまくっている。まだ京都まで30km近くあるが無理な気がしてきた。

時刻は確か16~17時くらいだった。普通に運転すれば後2時間程度、その30kmがその時は途方もなく遠く感じたのを覚えている。

しかし後30kmだ。箱根峠で感じた距離に比べれば30kmなど近所に等しい。俺は死にかけの身体に鞭を打ち出発した。

琵琶湖の端のほうまで来た。ここで近江大橋を越えて琵琶湖を横断。左右に琵琶湖が見える景色で若干回復する。「静かにしろい この景色がオレを蘇らせる、何度でもよ」と俺の中の三井が囁いてくる。景色の力の偉大さよ。

ここから大津駅を横目に久しぶりの1号線に乗る。そして最後の山越えだ。高低差は大したことなかったがやや混んでいた。トラックも多い。集中力を失いかけている中での渋滞はキツい。

そのまま1号を走り追分駅を過ぎてすぐ、高速との合流地点のことだ。俺は高速側の信号を見ながら合流部に侵入していき8tトラックキスしかけた。多分トラックとの間は1メートルもなかったと思う。完全に見る信号を間違えていた。あのままトラックとキスをキメていたら俺の左半身は挽肉になっていただろう。いくら何でも信号を見間違えるわけないだろうと思ったそこの貴方へ、見間違えるんだよマジで、気を付けて運転しような、俺もお前も。

合流を越えて休憩した。集中しないと本気で死ぬ、そう思った。

しかし光明が見えた。少し進んだ先で遂にその地名をこの目に捉えたのだ。

京都だ 間違いなく京都だ

嬉しかった。本当に嬉しかった。風早君と爽子が思いを伝えあうシーンを読んだ時くらい心臓が温まったのを感じた。俺の中のちづるとやのちんが微笑んでいる。

そのまま進み三条通りから京都中心部へ向かう。ここまで来れば後はほんの少しだ。

しかし最後の試練が来る。上の写真でもわかる通り天気が機嫌を損ねた。最後の最後でが降り始める。

幸いにも小雨だったのでジャンパーを1枚羽織りそのまま突き進む。

もうすぐそこだ。何も不安じゃない。

そして東京から遥々約530kmの道のりを走り続け、俺は京都にたどり着いた。

ゴール!!GOAL!!ごおおおおおおる!!

俺の中の実況と俺自身が叫んだ。

気分は高揚してアガっていたものの着いた安心感からか、身体が疲労を思い出し始める。観光は明日以降するのでこの日は先ほど予約した東堀川通り沿いのホテルに向かい風呂へと直行した。

長い道のりだった。これほど長い距離を運転したのは初めてだったが、疲労感を考えるともう少しゆっくり走るか飯をしっかり食う必要があると反省。あとは道のチョイス。また長距離を走るならもう少し交通量の少なくて面白い道を選んでいこうと思う。

夏の終わりの東京→京都制覇の旅、走行編はこれにて終了。ちなみに帰りは台風の接近やらなんやらで難しそうだったので新幹線で帰った。京都から品川までわずか2時間半。俺の3日間をたった2時間半で終わらせる新幹線のスピードよ。

本来の目的でもある聖地巡礼はまた別の記事で。

見たことのない景色を見たくて、行こうと思えばどこにでも行けるんだってことを感じられる旅でした。こんなしょうもない装備でよく京都まで来れたものだと我ながら思う。本当なら帰りも原付で帰りたかったところだけど。

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次回は京都の聖地巡礼を書いていきます。

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